当ゼミの3年生全員で、昨日から明治神宮外苑にて開催されております、TOKYO DESIGN WEEK 2016に作品「かがみらくる」を出展しています。開催期間は2016年10月26日〜11月7日 (※11月1日は休み)
「かがみらくる」は鏡を使ったアート作品です。学校展示部門ではPairsというテーマが与えられております。私達はPairsから「対(つい)」を写し出す鏡を連想し、鏡を使用したメディアアートを制作しました。
手の動きを認識するLeapmotionを使用し、簡単で直感的な操作ができ、自分の一挙一動により模様が変化する様子を楽しむことができます。
映し出される映像は寄木細工風の模様で、私たちにとって思い入れがあります。ゼミ合宿で箱根に行き、そこで見た寄木細工の模様に私達は魅力を感じるとともに、Pairの要素を見出しました。寄木細工は1つ1つの形の組み合わせ、つまりペアが新たな模様を生み出していく様子を、私達は直線で構成される幾何学的な模様と、木工品を思わせる温かみのある色を組み合わせて表現しました。少し角度を変えて覗いてみると、右の写真のように合わせ鏡のごとく、模様が永遠に続いているようにも見ることができます。
他にも、二つのディスプレイで交互に明暗を切り変わるようにし、光の強さで透過度が変わるマジックミラーを合わせることで、普通の鏡では表現出来ない空間を作ることができました。こうして様々なpairが組み合わさって出来上がったのが、私たちの作品「かがみらくる」です。
さらに模様の配置も毎回ランダムとなっているので同じ組み合わせにはならず、その一瞬にしか表せない模様が出来ます。その映像が7枚の鏡に反射することによって、より幻想的な空間を再現することができました。
執筆:3年ゼミ生